カクテルそんな飲まないの回

カクテル言葉、ふと調べてみてバカカッケェ…と思うけど、一生覚えられない(そもそもカクテル覚えられない)から、またふと調べてみてバカカッケェ…と思うのを人生で十回は繰り返してる気する。
ので、もうなんか一回使ってみようってことで、小説のタイトルに使ってみました。

なんか前に誕生日カクテルとかいうの流行ったな。私のは「フォービドゥンフルーツ」ってカクテルで、禁断の果実だってよ……マジかもう好き…ってなった記憶があります。飲んだことないけど。個人的に好きなカクテルはリュミエールっていう創作カクテルコンペティションでグランプリとったやつのベースをシャンパンからヘネシーに変えて作ってもらったやつです(たぶん)。昔よく行ってたバーがカクテルなんでも作れるよってところで、私カクテル飲まないんですけど「じゃあヘネシーが好きなのでそれで私っぽいやつ」っていう無茶苦茶めんどくさいオーダーをしたところ、マフラーの色が赤紫色だからってことで、ヘネシーと紫(グレープリキュール)を使ってすっごい綺麗な赤紫色のカクテルを出してもらったのでした。それがそのコンペティショングランプリの作品のベースをどうこうってなんか詳しい説明をもっとされたけど全然覚えてない。笑 めっちゃ飲みやすくて美味しいので何杯でも飲みたくなるけどヘネシー使ってるし少々お高いんで、三杯くらいで止めた。また飲みたいな。

何の話だっけ。そう、それで「コープス・リバイバー」っていうカクテルのカクテル言葉が「死んでもあなたと」で、もうねエモ侍は即討ち死にでした。何それかわいい!!闇ふけえ!!かわいい!!!ってエモ侍、JKみたいにはしゃいだ。しーんでも〜あなたーと〜〜くーらしていたいと〜〜って歌うしかなかった(由紀さおり「手紙」)JKは由紀さおり知らないんじゃない
カクテル名の直訳的には「死体が蘇る。二日酔いの死んでる時に飲めば生き返るぜ」っていう所謂迎え酒にどうぞって意味らしいけど。でも四杯くらい立て続けに飲んだらいくらコープス・リバイバーとはいえまた死ぬぜ!みたいな文見かけてわろた

なんか前にも似たようなツイートしたし「石榴」って小説書いたときも思ったけど、なんで私の小説って好きな二人が好きあってるだけの話なのに死ぬだの生きるだのに発展するんだろうっていう疑問があって、今回書きながらひとつの結末を見た気がしました(?)アナザーフェイトじゃん
石榴はあの、ギリシャ神話調べてて冥王ハデスが一目惚れした女神を冥界に留めたくて食べさせた果物ってところと、アダムとイヴが食べた禁断の果実って諸説あってリンゴじゃなくて色んな果物で考えられてる中に石榴もあったなってことで「死」のメタファーであり「愛」のメタファーにも使えるんではって思ったことから使いましたが。
その辺でなぜ執拗に「愛」が「死」に繋がるのを書きたがるのか自分でも不思議だったので、今回コープス・リバイバー書いててなんとなく自分の中で整理がついた気がしたという。全ての作品がそうではないけど、やっぱり書くことで自分の中の考えと向き合えるので、自分にとっては生きる手段といって間違いない。私という人間の生きる手段に使われるうるる、どう考えてもめちゃくちゃな迷惑を被っていて可哀想。

アダムとイヴの楽園追放は果実を食べて神から堕落したからと書かれてるけど、得た知恵や自我や他者との境界や死が、すべて生や愛を齎すことになったと考えると、恋愛とセックスと生死を分けては考えられない。まとめるとそうなるんかな?だから私の書くものにはセックスが欠かせないし、何度でもセックスを書きます(字面だけ見るとひどい)
あとは私の中で、「性的搾取のようなBLではなく受けが嫌がったらすぐやめる、受けを気遣う攻めという愛のあるセックスを描くべき」みたいなどこかで見かけたツイートへの反論があったのかそれも作用しました。ツイ主の真意は知りませんし、そういうセックスもいいなと思います。でも愛の形はそれぞれで、何が愛を愛たらしめるのかどういうセックスに愛があるのかは関係性によって違うということを書いてみようかなって。人には人のセックス。
別れのない愛なんてたぶん少しも甘く輝かしくないから、死んだらやっと口にできる愛って死ぬほど悲しくて辛いけど死ぬまでこの上もなく生を感じるんだろうなって思います。この話のうるる、セフレだけどな(付き合ってない状態大好き侍)。死んだら、なので、別れたら初めて言える「愛」とかもうなんか。闇深くて好き。別れてから告げられる愛って最高に相手を縛って離さないよね。

他人の恋愛事ほんとに興味ないから、あいのりとかテラハとかそういう系の番組、内容的にかなり下世話な番組としか思えないのに流行ってるのを見ると、コロッセウムで死闘が流行ったのと同じものを感じる。死闘から恋愛にすり替わってはいるけど結局、他人の生死の激しいぶつかり合いや奪い合いだし、そういうのってこれ以上ないエンターテイメントなんだろうな、みたいな納得の仕方をしました。
そう考えるとなんか気持ちは分からなくもないな…私もBLというエンターテイメントに生死を感じて胸を躍らせている生き物ですし…

もうすべて詭弁、詭弁詭弁(保身〜〜〜!)
つかセックスっていうから性的搾取とかなんか引っかかりが生じるんじゃない?ぜんぶメイクラブって言えばよくない?ていうかセックスって直訳は「性」って意味だから我々がセックスセックス言ってるものは正しくはメイクラブだしな?
ラブをメイクしてこ。レッツハブァメイクラブ!

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